プロフィール

詠羅P

Author:詠羅P
Lupi鯖:ダウンタウン
アイコン:セロさん

*更新情報
eco_JK ログ
カウンター
最新記事
お話一覧(時系列順
カテゴリ
拍手
web拍手 by FC2
リンク
JKツイッター
最新コメント
アンケート
QRコード
QR
権利表記

(C) BROCCOLI/ GungHo Online Entertainment,Inc./ HEADLOCK Inc.

カナトがちびちびになる話
出演:カルネオルさん、セオさん、ぬえさん、リフウさん

ロケ地:アクロポリスアップタウン

あらすじ
週に一度の銃のクリーニングをしに来たジン。
そこで彼は、以前イリスカードについて説明してくれたカインロストと合う。
イリスカードについて熱弁する彼は、無理やりジンへカードを使わせようとするが……。

前回
セオさんのイリスカードの話(前編)
セオさんのイリスカードの話(後編)



 
「ジンさん。お待たせしました」
「いつもサンキュー。助かるぜ」
「いえ、元々とても手入れが行き届いているので、言うほど何もしていません」
「みてくれるってだけでも、有難いぜ。それじゃ、また来週頼む」
「はい。お疲れ様です」

週に一度の点検を終えて、エミル・ガンナーのジンは一人、ギルド元宮の武器修理カウンターをでた。
前は数か月に一度だったが、ここ最近居心地の悪さがようやく気にならなくなってきて、週一で通うようになっている。
マエストロとも会話は弾むし、カロンがいれば運動もできるし、ランカーも悪くないなぁとも思えてきた。
鼻歌を歌いながら、“ナビゲーションデバイス”にイヤホンコードを装着していると、脇のエレベーターから白いケースをもつドミニオンがでてきて、此方に気づく。
白衣にメガネ、メッシュがかかった髪型は以前イリスカードについて説明してくれた彼だった。

「あれ? ジンさんですか!」
「えっと……」
「カイトです! カインロスト。お久しぶりです!」
「あぁ、セオ大尉の?」
「はい! 覚えてくれていたんですね! 嬉しいです!」

目を輝かせ此方に駆け込んだカインロストは、ジンの両手をとって喜ぶ。
その余りの近さにジンはたじろいでしまった。

「あ、ごめんなさい。ずっと会いたかったのです」
「俺にっすか?」
「はい。実は使って頂きたいイリスカードがありまして、まだ発売されていないのですが……」
「えっと、俺、イリスカードは……」
「試しに使って下さい!! 前はたまたま、ジンさんと相性が悪かっただけだと思うんです!」

熱弁するカインロストにジンは嫌とも言えず、仕方なく渡されたカードを受け取った。
ガイダンスを受けて以来、露店に売られているカード類を意識するようになったが、思ったより数が豊富で驚かされてしまう。
確かに便利なもので、強くもなれるが、こんな高いものを一瞬で使ってしまう事に抵抗を感じるのは、自分だけだろうか……。

うーん。と考えごとをして、ジンがようやく帰宅すると、扉の前に腕を組んでこちらを睨むカナトがいて、げっと声を上げる。

「お、おはようございます。カナトさん」
「朝ごはんがなかった」

昼飯だろうと突っ込みたいが、カナトにとっては朝飯か。
今朝は寝坊して、筋トレもサボってしまったので、作る余裕がなかった。

「わ、わりぃ寝坊して、今から作るか?」
「もういい、パンを食べた」

機嫌が悪い。これは一日口を聞いてくれないパターンか。
ふわふわ自室へ戻るカナトを見ていると、ふと右手にあるイリスカードの束に目が行く。
そういえば集めていた気がする。

「カナト、お前、カード好きだったよな!?」

部屋にはいる直前に、カナトが足を止めた。
右手のカードを見せると、まるで引き寄せられたように部屋から戻ってくる。

「本部からさ、まだ発売してないやつ試さねーかって渡されたんだ。俺いらねーし使わね?」

ジト目でこちらをみる。が乗り気ではあるらしい。
まじまじとカードをみて視線を逸らさない。

「見たことないカードだな……」
「だ、だろ? 全部やるぜ。代わりに朝飯の件はナシで」

カードの束を受け取り、2.3枚みたカナトは少し嬉しそうな顔を見せると、束を持って自室に戻った。
ジンはそれにほっとして、遅れた昼食を作る作業にはいる。

一方、カードを貰えたカナトは一枚一枚丁寧にアビリティベクトルを確かめて、カードホルダーにしまっていた。
30枚もある新しいイリスカード。絵柄も初めての物ばかりで、ワクワクする。
しかも基本的にベクトルの数値が高いものも多く、ジンもたまにはいい仕事をすると感心した。

鼻歌交じりにカナトがイリスカードをカードホルダーへ並べていると、カードの束の中に青いカードがはさまっていた。
しかもそれは、既に真っ二つに割れており、カナトが触れた瞬間。虹色の光を放つ。

「うわぁあぁぁあ!!」

リビングで、デザートのプリンを食べていたジンが噴き出した。
大急ぎでカナトの部屋に飛び込むと、20枚程のイリスカードが散らばり、先ほど戻った筈のカナトが居ない。

「カナ?」

部屋に侵入しても、姿が見えず何処へいったのかとおもったが、突然耳元で「ジン!」と叫ぶ声が聞こえ、首を回した。
すると、目の前に身長15cmほどになったカナトが、羽をばたばたさせて浮いている。

「は? カナト!?」
「どういう事だ! これは!」
「それはこっちのセリフ……てか、ちっせぇ!」
「貴様の所為だ馬鹿が!!」
「は? なんの話だよ!?」
「カードの間にちびちびカード挟まっていた。貴様の所為だろう?」
「ちげーよ。というか、だっせぇ!! カードとか割れないと発動しねぇだろ、何自爆して……」

声を出して笑うと、カナトが突然背中の太刀を抜き、逆手に持ち替えてジンの額を殴った。
ごんっ、と鈍い音が鳴って殴られたジンが思わずしゃがみ込む。

「いってぇええ!!」
「笑うな!! さっさと戻せ!!」

泣きそうな程痛い。
小さい癖に、力だけはそのままなのか。

腫れてきてしまったので、ジンは仕方なく額に絆創膏を貼り、その場を仕切りなおす。
リビングに戻ってきたが、カナトは小さいので冷蔵庫も開けれずプリンも食べれず、不自由そうだ。
プリンはお皿に載せ替えてなんとかしてやった。

「と言うか、元に戻すっても30分だろ? あと20分ぐらいでもどるんじゃね?」
「誰の所為だ。そもそもお前が……」
「俺しらねーし、というか自爆して逆ギレされても困るし」
「うるさい! 元々割れてたんだ!」
「握力で潰しちまったのかなぁ、でも30分だし、しばらくは我慢……」

ジンがそうぼやくと、突然、喧しかったカナトが黙った。
じんわりと目に涙をためだし、ぐっと歯を食いしばっている。
相当悔しかったのか。

「え。は? か、カナ?」
「うるさい……」
「えっとぉ、わ、わかったから、もどしてやるから! 泣くな。男だろうが!!」
「……」
「というか、元に戻すっても、どうやるんだ……反対に、でかでかカードでも使えばいいのか?」
「わからん……」

時間で元に戻るのは、以前カルネオルにイタズラされた時に分かっている。故意に元に戻せるものなのだろうか。

「とりあえず、手元にカードが無いし、買ってくるか」
「俺もいく」
「抵抗ねぇの?」
「気にしない」

とりあえずコーヒーカップで顔だけ洗わせて、2人はアクロポリスに降りた。
カナトは目立たない様にジンの肩に乗り、羽でバランスを取る。
広場に売っていたアイスを買うと、カナトがよこせとやかましいので仕方なく口元に持ってってやった。
ベンチに座り、“ナビゲーションデバイス”から、商品の検索をかけると、大量のでかでかカードがでてきたが、どれも酷く高額て冷や汗がでる。

「うへぇ、でかでかカードってこんなすんの? たけぇ……」
「イリスカードの部類で希少なカードだ。用途はないが……」

気がつけばアイスの七割がなくなっていた。
そういえば、カナトの昼飯はパンだけで、あまりたべてない気がする。
ジンは仕方なく、露店で肉まんを二個買ってカナトに渡した。
空腹なら素直に言えばいいのに、

「あ、ジンさん。こんにちは!」
「カルネ君?」
「お散歩ですか?」

下から響いた高い声。
黒髪に小さな王冠を載せるのはギルドランク10th、アークタイタニア・グラディエイターのカルネオルだ。

「カルネ君丁度良かった。でかでかカード持ってない?」
「でかでかカードですか? さっき、ココッコーに使ってしまって、持ってないです」
「そっか……ありがとう」

ココッコーにどうやって使うのか、むしろ何故使うのか謎だが、持っていないなら仕方がないか。
カルネオルはがっかりしたジンに首を傾げると、ジンの肩にいる小さな物と目が合う。
後ろに隠れようとしたが、カルネオルは面白がって追いかけた。

「カナトさんですか!? 小さい! わぁ、どうしたんです!?」
「ちょっとちびちびカードで自爆して……」

耳を引っ張られて黙った。
目をキラキラさせるカルネオルは、まるでおもちゃを見る様にカナトを凝視して、思わずジンの頭の後ろに隠れる。

「あ、逃げないでくださいよっ、カナトさん」

捕まえる為に飛び立つカルネオル。
ジンは驚いてして尻餅をつき、カナトはカルネオルに両手で捕まえられた。

「えへへー」

両手で腕の付け根を掴まれカナトは動けない。
ジンはとりあえず離してやってくれとおもったが、声をかけようとした時、ジンの傍らに影が落ちる。

「大丈夫ですか?」

キラキラと光を反射する四枚の金の翼と、透き通るような金の髪。

見下ろす彼女は、左手で髪をかき上げると座り込んでいるジンへ手を差し出した。

「あ、どうも」

一瞬。見とれてしまったがはっと我に帰る。
真っ白な肌と青い瞳、現れたアークタイタニアは「良かった」と微笑み、ジンを立たせた。

「とても楽しそうにしていらしたので、思わず声をかけてしまいました」
「あ、そうっすか? なんというか賑やかで、やかましいってか、その……。あ、俺、エミル・ガンナーのジンっす!」
「あら、ごめんなさい。アークタイタニア・カーディナルのリフウです。今更では有りますが、時々見かけておりました」
「そ、そうなんすか!? やだな、俺全然気づかなかった……」
「いつもお二人でいるところをお見かけしますが……」
「あ、カナトっすか? あいつはその……」

「あー!! カナトさん、逃げないで下さいよぉ!」

カルネオルの手を何とかすり抜けたカナトは、ジンの元に戻ってくる。
「なんとかしろ!」と叫んだが、ジンの目の前にいる女性に気付き悲鳴を上げる。
空中でバランスを崩し、堕ちかけたが、ジンに受け止めてもらった。

「忙しい奴だなぁ……」
「あら? この方が?」
「はい。ちょっとちびちびカードで自爆しちまって、カナトっす」

床に降ろされたカナトは、なんとかバランスを撮り直し立ち上がる。
リフウと距離をとり目線を合わせると、再び飛び立って一礼した。

「タイタニア・ジョーカーのカナトです……。この様な姿で面目ない……」
「いえ、お話できて嬉しいですわ。カナトさん」

「ジンさん。お知り合いですか?」
「あーえっと、なんか見ててくれてた見たい?」

「こんにちは」
「へぇー、ぼく、アークタイタニア・グラディエイターのカルネオルです!」
「アークタイタニア・カーディナルのリフウです。とても楽しそうですね」

「いやぁ、なんつぅか……。実は、こいつが元のサイズに戻る方法を探してて、リフウさん、何かしらないっすか?」
「ちびちびカードですか……そうですね。30分で戻るとは聞いていますが……」
「やっぱそうっすよね! 時間立てば何とかなりそうだし、こいつが戻るまでお茶でもーー」

再びカナトが太刀を抜き、逆手に持って殴りつけた。
ひどい痛みが走り、思わずしゃがみ込む。

「いってぇえええ!!」
「誰のせいだ馬鹿が!!」

「あはは、もしよろしければ協力させて貰えませんか? 友人が持っているかも知れません」
「本当ですか。助かります。リフウ殿」

「僕も、いつも行くおもちゃ屋さんに売っているので案内します!」

そうして三人は、カルネオルが通っているおもちゃ屋へと案内された。
子供から大人の玩具までおかれて居るそのおもちゃ屋は、ちびちび、でかでかカードの他に、花火やステッキ、用途がわからないが首輪もある。
今日の目当てはでかでかカードだが、生憎品切れだった上、リフウの友人もみんな持っておらず、四人は結局。元のベンチまでもどってきた。

友人を周り、アクロポリスを一周した彼らは、既にヘトヘトで、元宮前のベンチに座り込んでしまう。

「ねぇなぁ」
「タイミングが悪い日ですね」

「ジンさん。おもちゃ屋さんもう一軒思い出しました! 行きませんか?」
「元気だね……カルネ君」

カナトも相当疲れたのか、ジンの肩に座ってウトウトして居る。
早く戻してやりたいが、カードを入手できなければ元に戻れるかどうかもわからない。
いっそ出し惜しみせずに購入してしまうか……。

「そういえば、カナトさん。元に戻りませんね?」
「へ?」

「……私が声をかけさせてもらってから、そろそろ二時間経っていますし」

言われればそうだ。
家を出た時点で15分は経っているし、効果時間であるはずの30分はとっくにすぎている。どういうことだ。
ウトウトしているカナトを起こそうとしたが、どこか様子がおかしい。
嫌な予感がして途方に暮れていると、後ろから新しい声が響いた。

「おや、ジン。カルネ君も」
「あ、セオさん。なんでここに?」
「カルネ君。すこし足りないものができてね。気分転換」

「セオ。あの……」
「ジン、どうかした?」
「カナトが、ちびちびカードの状態から元に戻らないんだ……なにか知らないか?」
「ちびちびカード?」

ジンの腕でぐったりするカナトをみて、セオが眉間にシワを寄せる。
手をかざして状態を確かめると、セオは「まずいな」と口を開いた。

「すこし、厄介なことになってるね」
「!?」
「相性の悪い魔法が競合して、ややこしい事になってるみたいだ」
「ややこしいこと?」
「ちびちびカードを使うとき、別の魔法具が近くになかった?」

魔法具と言われてもよくわからないが、ちびちびカードがはいっていた場所にジンはハッとする。イリスカードに挟まっていた。

「それだ。多分、イリスカードの効果とちびちびカードの効果が競合して、もう一つ別の効果が発生した」
「ど、どんな効果?」
「わからない。評議会公認のカードは、重複使用前提のものが殆どだけど、ちびちびカードやでかでかカードは、イリスカードとは言われているけど全く別のカード。重複使用した場合、全く別の効果がでてしまうことがある」
「!?」
「とにかく、魔法を解きましょう。段取りはするから、カナトさんを休ませて」

セオにそう助言され、ジンはすぐ庭を呼び出しカナトをベッドに寝かせてやった。
顔も赤くなっていたので、測ってみると高熱を出しており、ジンはとりあえず氷とタオルを用意する。
幸い、リフウが聖堂に所属しており急な高熱の対処法をよく知っていた。

「少し疲れたのでしょう……ちびちびカードの競合効果で免疫力もさがってしまったのかもしれません」

小さな体で飛びまり、運動量的には倍か、体力も低下していたなら確かに疲れるかもしれない。
わがままに付き合ったつもりではいたが、言うほど気にしてやれていなかった。

「ジンさん」

はっとした。
寄り添うリフウは暖かくて、そっと手を握ってくれる。

「大丈夫です。すぐよくなりますよ……」

優しい微笑みにジンは顔も合わすことができず、ただリフウの体温を感じていた。
カナトは横になって安心したのか、呼吸が落ち着き始めている。

「ジンさん! ただいま戻りました!!」

カルネオルの元気な声に、ジンが部屋を飛び出す。
入口に居たのはカルネオルとセオともう一人。

「やっほー、ジンさん!」
「ぬえさん!?」

「彼女が魔法を解いてくれます。任せましょう」
「事情はきいたよ。カナトさんが戻らないんだよね。どこに居るの?」

ジンは早速、ぬえをカナトの部屋に案内した。
彼女は第一声から「かわいい!」と叫んだが、すぐに仕切り直す。

「確かに、面倒な事になってるね。なんだろ。イリスカードにしては変なかんじ?」
「えっと……」
「とりあえず、解くよー!!」

ぬえは元気いっぱいに叫び、背中の黒書・ネクロノミコンを開く。
何千ページのその本を流した彼女は、足元に銀の魔方陣を呼び出し、叫んだ。

「“エンチャントブロック!!”」

ぴぴっと言う魔法音に煌きが走り、かけられていた魔法が解けた。
七色の光から元の身長へもどったカナトはゆっくりと目を開ける。

「大丈夫か? カナ」
「ジン……?」
「おう」
「疲れた……」
「連れ回して悪かったな。休んどけ」
「うん……」

その後、ジンからカナトの女性嫌いを聞いたリフウは、カナトに触れない様に視診してくれて、小さくなったことで体力・免疫力が低下したのではないかと言う結論をだした。
一日は横になり二日間は外出を控えればよくなるだろうと言われ、ジンは、リフウにカナトの看病を任せて、聖堂に解熱剤を貰いにいく。

ジンがカルネオルと外出して居る際に、キッチンでお粥を作っていたセオは、土鍋を持ってカナトの部屋へとくると、リフウは熱にうなされるカナトを観察し、汗をふいたりタオルを濡らしてやったりしていた。

「それにしても、貴方が居るとは驚きましたよ」
「あら? どこかでお会いしましたか?」
「元ギルドランク4th。アークタイタニア・カーディナルのリフウさんですね」
「あらあら、ばれていましたか」
「何故、ジンと?」
「5thさんの悪い噂が絶えないので、どんな方なのかとても興味が湧いただけですわ。必要なら説得しようかと」
「……怖いもの知らずですね」
「ジョーカーさんとも深く絡んでいるとも聞いて、色々考えてはおりましたが、全て無駄に終わりました」
「……」
「優しい方ですね」

「大尉〜!! お鍋吹いてるよー!」
「今行きますよ。ぬえさん」

セオはリフウの言葉に安心すると、土鍋だけを置いて部屋をでた。

その後、入れ違いに戻ってきたジンが、カナトに無理やりお粥を食べさせた後、解熱剤を飲ませ、ジンとリフウ、セオ、カルネオル、ぬえ、月光花の5人で夕食を食べる。
リフウは月光花とも多少の関わりがあったが、元ランカーだという事実はリフウによって、口止めされ、結局ジンがその事を知ることはなかった。

そして次の日の朝も、リフウはカナトの様子を見に来てくれて、それを機会に二人はリフウとのアドレスを交換した。
カナトは一日休んだおかげか熱もさがり、心配はないとは言われたが一日大事にとるように言われ、カナトはその日も安静に過ごす。
一日寝かせ、夕方ぐらいに起きてきたと思えば、小さくなる夢をみたと言い出すので、カナトの中で夢になっているなら、それでもいいかと思い、ジンは気にもとめなかった。

カナトの風邪も完治して、一週間後。
ジン再び銃のメンテナンスの為に元宮を訪れると、そこで再び、エレベーターからカインロストが現れて捕まった。

「ジンさん。会いたかった! イリスカードつかいましたか!?」

第一声がこれだ。
一枚も使っていないし、どうしたものか。

「そ、それが珍しいカードが多かったのでカードホルダーに直してたんですけど、ちびちびカードがはさまってて大変だったっす」
「ちびちびカードですか?」
「そうそう、そんで相方が自爆しちまって、カイトさんとこは、ちびちびカードの研究もしてるんすか?」
「いえ、多分だれかの私物が混ざったのかと……申し訳ない事をしました」
「それは気にしてないっすけど、任務とかで混ざってたらやばいと思うんで、それだけ……」
「それはもちろん。ご迷惑をおかけしました」
「それじゃ、俺帰るんでまたよろしくお願いします!」

返答を得る前に、ジンはエレベーターへ消えて行く。
残されたカインロストは一人、カードの束を懐から取り出し、呟いた。

「結局使ってないか……」

ため息が落ちた。







*GEST
jk_rifu_130410.png

アークタイタニア・カーディナルのリフウ

年齢:80歳
身長:160cm前後
誕生日:秋

生い立ち
大貴族の家に生まれた天界育ちのアークタイタニア。
家の跡継ぎとして育てられたが、世界のにあこがれ家出。冒険者となった。
先天性のカーディナルの素質を持ち、治安維持部隊へと協力していたところ、ランカーとして選抜される。
任期を終えてからも、聖堂管理協議会へと所属し奉仕活動に努めている。

予知夢
関わった知人や友人などの危機を何日か前に夢に見ることができる。
しかし見ようと思って見れるものではない。

七色の絹の花
一度だけどんな大怪我でも完治できる花を作ることができる。
布で編むが花は一度使用すると枯れる。

Chara:フレジェさん
えーらさんと一緒に設定しました
web拍手 by FC2
本編 | 【2013-04-25(Thu) 12:30:00】 | Trackback(-) | Comments:(4)
コメント

リフウたん可愛い///

ジンくんの肩に乗ったちびちびカナトさんみたい!
2013-04-25 木 12:52:34 | URL | 結城 #- [ 編集]
かわいいよねぇええ!!
このお話は、元のイラストからインスパイアしたお話だから、イラストを描いてくれた人に許可をもらえ次第。
アップロードするよ!!
2013-04-25 木 15:04:48 | URL | 詠羅 #- [ 編集]

JKデビューできてとっても嬉しいです(*ノノ)

ちびちびカナトさん手乗りカナトさんにしたい・・・
2013-04-28 日 13:08:39 | URL | 璃羅 #- [ 編集]

来てくれてありがとう、また読んでくれてありがとうw
わ、わたしもできるならほしいなぁ。いいなぁ、カナトさんならいくらでもチビチビするよ//

2013-04-30 火 01:30:41 | URL | 詠羅 #- [ 編集]
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する