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外伝:リュウドVsキリヤナギ*第一話:序章
kiryudo_01_181002.png
(連載)リュウド先生合同プチリレー作品
リュウドVSキリヤナギ

出演:リュウドさん

*目次
第一話:序章
第二話:それぞれの実力
第三話:イリスの力とアナザー

あらすじ
キリヤナギには週に一度、各部隊の部隊長を相手取った練習戦を行っている。
だが今日の対戦相手は怪我をして、あえなく中止に終わってしまった。
動き足りず、駄々をこねるキリヤナギの元へ、一騎打ちをしたいと一人の青年が表れる。




 
著:詠羅

*序章

午前の訓練が終わり執務室で事務をはじめたキリヤナギ珍しく眉間にしわ寄せむくれていた。
右手で持ったペンを指で回し、左側に積まれた書類の山にげんなりする。
当然のごとく月末の締め作業だ。
もう10年以上やっている作業で慣れはあり、手をつけさえすれば時間内には終わりそうだが、今日は普段とは違っている。

「ご機嫌ナナメですね」

明らかにイライラしているキリヤナギを気遣い、手伝いに来てくれているホライゾンが声をかけてくれた。
大佐クラスのホライゾンは、総隊長のキリヤナギよりも締め切りの時期が早い上、彼らによって纏められた書類が、キリヤナギの元へ提出されてくる為に、こうした時間差が発生する。
ありがたくはあるが、自分だけで処理できないのも情け無い話だ。

「めずらしくセオ君がいませんね」
「セオは夏休み中。家族でプールだって、いいなー」
「貴方も出かけられては?」
「僕は、家でゴロゴロするだけだし?」

この作業が終われば、キリヤナギも一応一週間の夏休みだ。
治安維持部隊は、チーム毎の入れ替わりで、春夏秋冬の各季節に休暇をとる決まりがある。
夏は一番長い一週間をとれることから、この時期の本部は、人が少なくわりと静かだった。

「うー、動き足りない」
「ははは、ヴァルサス君は残念でしたね」

今日は週末の各部隊隊長との一騎打ちの日だった。
キリヤナギは今日、グラディエーター部隊の隊長アークタイタニア・グラディエーターのヴァルサスと戦う予定だったが、昨日の訓練で彼が腕を壊したらしく療養を兼ねて予定が無くなってしまった。
他の対戦相手を探しはしたが、誰に言ってもキリヤナギと戦うのは体力を使いすぎるために、コンディションが悪いと言って断られてしまう。

「ヴァルサス君も貴方と戦う為に訓練して怪我をしたと言っていましたからね」
「ホライゾンが相手してくれてもいいじゃん」
「私もチームの仲間と対戦した後でしたから、フェアでは無いでしょう?」

むくれているのは、まるで子どものようだがホライゾンにはもう普段通りのキリヤナギだった。
あきらめて、再び書類に視線を戻した時、キリヤナギの机へ受付から内線が入る。

「"ご機嫌よう。キリヤナギ総隊長"」
「リュスイオール、お疲れ様、どうしたの?」
「受付に、リュウドと名乗るグラディエーター様が来られております、総隊長のキリヤナギと一騎打ちを希望していると……」
「ん?」

素直な反応がこぼれた。
一騎打ち?

「……なんで? というか、誰?」
「"繰り返しですが、リュウドと名乗られています。お知り合いですか?"」
「知らないけど……」
「"では、お引き取りを……"」
「"おい!勝手におわらせんな! 俺はエミル・グラディエーターのリュウド! キリヤナギ、そこにいるんだろ? 俺と戦え!"」

なんで??
漏れてくる叫び声に同期して、周りの部隊員のガヤが入ってくる。
このような申し出は始めてではないが、今まで意気揚々と出て行ってまともな試合ができた記憶がほぼなかった。
だいたい部隊のクレームだったり、悪の組織だと勘違いだったり、ただ理不尽な暴言を吐かれたりと、思い出すだけで心を抉られる。
仲介役としてセオが対応してくれたが、今日セオは夏休み中だ。
リュスイオールはやむ終えず直接連絡してきたのだろう。

「"だぁー!放せ、てめぇらじゃますんじゃねえ!"」
「"クレームは書面を通して頂ければ我々も善処致しますから、こちらで暴れるのはご遠慮下さい!"」
「"お前らが抑えるからだろ! 先に手を出したのはどっちだ!!"」

リュスイオールのマイクから、ダイレクトに響いてくる音声にキリヤナギは頭を抱えた。
朝の訓練がやりきれず、まさに寝耳に水のような案件だが、現在進行中の作業の締め切りが来週だし、下手に中傷されてテンション下げたくないしどうするか酷く悩んでしまう。
響く叫び声に困っているリュスイオールとキリヤナギをみて、ホライゾンが渋々立ち上がるが、スピーカーから漏れてくる声がキリヤナギに向けて響いた。

「"キリヤナギ!お前、ウォーレスハイムと知り合いなんだろ! 俺はそいつに紹介されてきたんだ。本当なら出てこい!"」

キリヤナギの表情が変わった。
またホライゾンも目が変わる。

「ウォレス様が?」
「誘い出しでは?」
「……」

分からない。
キリヤナギは、一呼吸おいて真面目な顔をするリュスイオールと向き合う。

「一度グラディエーター部隊の練兵場に通してあげて、ウォーレスハイム様に確認をとるよ」
「"かしこまりました。部隊員の方々には……"」
「遊び相手がきたよって伝えて」

内線を切って、キリヤナギは背もたれに体重をかけるととりあえず一息ついた。
同じ剣士なら適当に時間を潰してくれるはずだ。
キリヤナギはその後、デバイスの短縮番号からウォーレスハイムへ通信を飛ばすものの、しばらく呼び出しても応答がない上、15分ほどおいても掛け直しはなかった

「私が出ましょうか?」
「いや、いいよ。ウォレス様の使いなら、僕のお客さんだ」
「……しかし、事例を作るのは」
「今更だよ」

赤いマントを羽織り、キリヤナギは執務室を後にした。
午後から来てほしいと連絡していたグランジと入口で対面し、ホライゾンとグランジで、リュウドのいる練兵場へと向かう。
大声で騒いでいるのかと思えば、思いのほかグラディエイターのフロアは静かで、大人しく待っているのかとも思ったが、来てみると青の装束を着た金髪の男を中心にグラディエーター部隊の隊員達がまるで力尽きたように倒れていた。

「よう、お前がキリヤナギか? 部下をけしかけるとはいい度胸じゃねぇか」

リュウドが振り返った時、入り口付近には3人の男がいた、2人は長身で真ん中は小柄で赤いマントを羽織っている。
左は眼帯のエミル、右はガタイがいいアークタイタニアだ。
リュウドは一瞬、どれがキリヤナギなのか分からなかったが、真ん中の小柄な男がポーカーフェイスで口を開く。

「こんにちは、僕は騎士・キリヤナギ。治安維持部隊の総隊長を務めている。君はリュウド君だっけ? 何か用かな?」
「お前がキリヤナギか……。俺はリュウド。ウォーレスハイムからお前の話を聞いてここまできた。お前の持っているその力を見るためにな!」
「力……?」

キリヤナギの中に不可解な感情がよぎった。
思い当たるものが一つあるが、フェイクかもしれない。

「実力の事かな? 残念だけど、僕はガーディアンだから、君の望む戦い方は出来ないと思うけど」
「ちげーよ! 飼ってんだろ、その身体にでかいやつを!」
「……!?」
「俺は、それを見にきたんだ」

今更隠している事ではないが、こうしてカミングアウトされたのは初めてだ。
ウワサでも聞いてきたのだろうか。

「よく知ってるね。誰に聞いたんだい?」
「ルシフェル、ウォーレスハイムだ!」

彼なら確かに話しそうだと思うが、半信半疑になってしまう。

「へぇ、でも彼は気難しくてさ。そう簡単にはでてきてくれないんだよ。ごめんね」
「どういう意味だ?」
「その気にならなきゃ出てきてくれないんだ」

これで諦めてくれたらいいと思う。
体を動かせるならとは思ったが、彼の目的がキリヤナギの中身ならそれはまた別の意味になるからだ。
知り合いならまだしも、初対面なら無闇に晒すのは避けたい。

「へぇー、ならそいつを"その気"にさせるにはどうしたらいいんだい?」
「うーん。僕が彼を必要とした時かな? でも普段の生活だとそんな事はまずないけどね」
「……おもしろいじゃねーか」
「……」
「ますます興味が湧いたぜ。つまりアレだろ、俺が"その気"させればいい! わかりやすいな」

キリヤナギの中に、"脳筋"と言う言葉が走馬灯の様に駆け巡った。
このタイプは根本的に此方の理屈を飲まず、我流に解釈して自分のペースに持っていくので、話が通じない。

「僕忙しいんだけど……」
「なら10分で終わらせてやるよ! その気にさえなればどうにかなるだろ!」

話にならない。
どうしようかと腕を組むと、横にいるグランジが興味深く相手を睨んでいる。
それなりの時間を彼と過ごしたキリヤナギには分かる。
グランジのその目は、敵の強さを分析している目だ。
元暗部のグランジにとって、敵の分析は無意識のレベルにあり、体格や身のこなしで判断する。
大体は数秒で目をそらすのにキリヤナギが気づくほど長い間睨むのは珍しい。
図りかねているのだろうか。

キリヤナギが判断を迷っていると、サイドに座っていたのか白羽のタイタニアがゆっくりとキリヤナギの元へ舞い降りてきた。
腕を釣った状態でこちらにきたのは、アークタイタニア・グラディエイターのヴァルサス。
治安維持部隊、グラディエイター部隊の隊長だ。

「よ、お疲れさん」
「ヴァル、怪我は平気?」
「まぁ、痛むけどきにすんな! それよりもキーリ! あいつやるじゃねーか。うちに勧誘しようぜ」
「えぇ、何突然……」
「俺も怪我さえしなけりゃ、戦いたかったさ」

「残念だったな部隊長。俺はハンデのある奴とは遠慮してるんでね!」
「言うじゃねぇか。なら完治したらまた来やがれ!」

「ヴァルまた載せられてる。……シュトに怒られるよ?」
「兄貴にはこの怪我で散々いわれたよ! 治したら無茶するからってワザと痛み残しやがった……」
「シュトってそう言うとこドSだよね……」

ヴァルサスとシュトラールは兄弟だ。
二人暮らしであり、仲はいい方だがヴァルサスの喧嘩っ早い性格に呆れている縁がある。

「とにかく、押しかけては来たが悪い奴じゃない。相手してやれよ」
「お前が見たいだけじゃないのか?ヴァルサス」
「グランジ、てめぇ喧嘩売ってんのか?」

この2人は相性が悪い。
ホライゾンが抑えてくれているが、怪我で闘えないヴァルサスがそれを言うことに、グランジも何かいいたくなる気持ちもわかるからだ。


「身をわきまえろ。貴様の言葉じゃない」
「は? てめぇ部外者の分際で……」

「やーめーてーよー! お客さんの前でしょ!!」

部隊ならまだしも、この2人は目的が違うために案入ることができないのだ。
気持ちが分かる分、苦労する。

「仲間割れかい?」
「ごめんね。気にしないで……」

見られたくないものを見られてしまった。
情けない総隊長だとも思ったが目の前の彼は、先程と同じように此方を期待を込めた目で睨んでいる。
希望に満ちた。
好奇心に満ちた瞳で目を合わせている。

「君はなぜ、彼を見たいの?」
「それは戦ってから話すさ、俺に勝てたらな」

キリヤナギの中に再び"脳筋"と言う言葉が浮かんだ。
しかし、こうして出てきてしまった手前、引き下がるのはらしくない。
一つ、息をついたキリヤナギは、真っ直ぐにこちらを見るリュウドの方を見て前に出た。
腰のサーベルを抜き、目を瞑って縦に構える。

「やるかい?」
「君の意思は理解した、だからこそ敢えて名乗ろう」

武器を下ろした時、風を切る音がなった。

「僕はこのアクロポリスの騎士、エミル・ガーディアンのキリヤナギ。この名を持って挑まれた勝負を受けよう」

リュウドの中の闘志が武者震いとなって湧き上がってくるのを感じた。
そして、一つの感想を得る。ーー熱いと。

横のガーディアンから、体の三分の一になる大きさの盾を受け取ったキリヤナギは、その重さを感じさせない動きでリュウドと対面した。
盾を携え背中にクロークを羽織る彼は、現代の武装としてはかなり古くもある。
だが盾は敵の攻撃を防ぎ、クロークは敵から背中を隠すそれは、古いが故に誰にも効果があるものだ。

騎士は戦う者であり、ガーディアンは守る者であるなら、確かに彼はそれそのものにも見えた。




著:リュウドさん


「さて、事情は分からないけど。君が本気だっていうこと目を見れば分かった」

リュウドと正対する白き騎士キリヤナギは血色のレイピアと美麗な装飾が刻まれた盾を携え、そう言った。

「あぁ、俺には取り急ぎ知る必要がある。そのためにはお前と戦う必要があるみたいでな」
リュウドは蒼い輝きを放つ長剣を抜き放ち、そのまま刀身を水平に構え総身に力を漲らせる。

―とんでもなく強いな……コイツ。

一目見て、リュウドはキリヤナギの構えを完璧なほど美しいと感じた。
どれほど決闘慣れした貴族でもこれほど余分な力を入れず、自然体で、全く隙のない剣先を手首よりあげた構えは取れないだろう……
小柄な体格でありながらも、感じる力の量は偉丈夫に劣らぬ程だ。
相対する者の強さを明瞭な威圧感として受け止め、思わず不敵な笑みを浮かべてしまう。

「小手調べは不要のようだな。ならば行かせてもらうぞ!」

言うが早いか、リュウドはそのまま神速の挙動で間合いを詰めにかかった。
雷光の如き剣閃は、肉薄し一刀するのと同時に無数の刃の嵐と化して空間そのものを抉るように奔る。
しかしその斬撃は掲げられた盾が白き城壁と化して阻む。
激しく火花を散らし、鋭い衝撃が周囲に駆け抜けた。
「流石に剣士の連携技は凄い速さだね。ならこっちも連携技で行かせてもらうよッ!」
転瞬、キリヤナギの右腕が霞がかるや、それは殆ど光の一矢としか思えない刺突と化す。
リュウドは光速の刺突を正確に躱す、だが眼前に迫る光景に瞠目した。

―果たして、キリヤナギが反撃として放ったのは三動作の連携技であった。
初撃の光、転じて剣圧の竜巻が奔り、続いて空間を抉り取るように奔ったのは先程とは性質の違う漆黒の一矢。
矢は一矢ではない、始めから二段に備えられたものだった。
真空の刃を伴った竜巻を剣光の一閃で吹き飛ばしたリュウドに迫るは超光速の黒影。

それは真芯でリュウドの身体を貫くと円錐の衝撃はそのまま背後に在る巨大な柱に風穴を開けた。
視覚では確実に屠ったかのように見えた攻撃。
―だが、必殺の一撃が必殺足りえぬ手応えを感じ、目の前で散った青の虚影が高速移動の名残……残像であったとキリヤナギは理解する。
「っと……今のはちょっと危なかったな」
左肩から血を滴らせて、視界の端に映るは青コートの男―リュウドの姿。
今の攻撃は決して侮った訳ではなかった。本気の戦いを望む本人の意を汲み、撃ったものだった。
―とんでもないスピードだ……それにパワーも並み大抵のものじゃない。
盾を握る左手にはじんわりとした痺れがまだ残っている。
またキリヤナギが立つ周辺、盾で防いだ空間を除いて斬撃の圧が通り抜けた石畳の床に大きな傷跡を残していた。
「まずはその盾を攻略しなきゃ、話にならないみたいだなッ!」
言葉と共にリュウドの身体が超高速の挙動に移る。
突風を残して、キリヤナギを囲む四方には青き残像。
「凄いね……でも、こちらもそう簡単に背後は取らせないよ」
四方から迫る剣光、その尽くを城壁と化した盾が阻む。
火花を散らして閃光の一太刀の軌道を逸らすや、
お返しとばかりに放った突きは紙一重でリュウドの頬を掠めるのみ。
上段から迫る二太刀目をいなして、そのまま盾を高速で突きだすと衝撃がリュウドの身体貫いた。
されど、相手もさるもの。吹き飛ぶと同時に宙で回転し、体勢を立て直しながら着地してみせる。
受けた衝撃は自ら飛ぶことで殺したようだ。
戦闘の途中でありながらキリヤナギの内心に感嘆が浮かぶ。

―彼からは特段特殊な気配がする訳じゃない。僕のような制御困難な程の力の源泉があるわけでもない。それでも……
リュウドの総身から感じるのは人間一人の力じゃない―積み上げてきた力。
"人間"が研鑽に研鑽を重ねてきた歴史の重みのようなものを感じる。
―強い。

「その盾の攻略の糸口が見えてきた」
言葉に反して、愚直な程直線で突撃してくるリュウド。
だが、その姿が左右に大きくぶれ、無数の分身を残して迫る。
右か……
左か……
キリヤナギはどちらから来たとしても万全に備える構えであった。

―右!いや違う!
左右に大きく視線を誘導され過ぎた。
普段自分より大きい者を相手取って来たキリヤナギにとってそれは死角となっていた。
青き幻影は地面スレスレの低姿勢で下から凄まじい速さで閃光を放つ。
大きく揺られる左右と違い下への対応は最小、すかさず剣を阻まんとキリヤナギは盾を構える、だが―
構えたはずの盾は大きく打ち上げられていた
―ッ……!?盾自体を……!
破られた城壁から垣間見えたのは不敵に笑う男の姿、
直後青き閃光が視界を埋め尽くす

反応は咄嗟だった。血色のレイピアを斜めに構えそれを受け流す。
強烈極まる蒼剣の一閃、凄まじい剣圧で血剣の刀身が軋む。
受けきれないと判断し同時に大きく飛び退いた。
「ちぃっ!」
必殺の意を殺されたリュウドは舌打ち一つ、この機を逃すまいと追撃の構えを取る、だがその動きを止めた
キリヤナギは飛び退きつつも宙空で反撃の構えをとっていたのだ。
互いの距離は離れ攻防の応酬は再びに仕切り直しとなった。

「……ふぅ、それにしても、複雑な事情があるようだね……。
 さっきの一太刀がそう語ってくれたよ。
 良ければ事情を教えて貰えないかい?僕が力になれることが在るかもしれない」
戦いの最中であるにも関わらずキリヤナギが申し出る。その双眸は深い思慮を湛えていた。

対してリュウドは首を横に振って返す
「この戦いが終わったら話すさ。それより、まだ力を隠してるだろ?見せてくれ、俺はその力を目にしなければいけないんでね」
戦闘の継続を促したのだった。


つづく




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本編 | 【2018-10-02(Tue) 20:00:00】 | Trackback(-) | Comments:(1)
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2018-10-03 水 11:32:51 | | # [ 編集]
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