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外伝:グランジがウェイターになる話
著:結城隆臣さん イラスト:セロさん


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出演:カロンさん、グランジさん

あらすじ
とある日のギルド元宮。
ここのラウンジで珍しい顔がウェイターをしていた。


 ラウンジでいつも通りにウトウトとしながら時間を潰していたカロンが、それに気づいたのはほんの一時間前のことだった。

ラウンジの雰囲気が変わり目を覚ましたカロンが見たもの、それはウェイターの姿をしたグランジだった。
ちょうどラウンジが混み出す時間帯、いつもカロンがちょっかいを出すウェイトレスや他のウェイトレス達もいたにはいたのだが、毎週この曜日のこの時間帯はいつものメンバー総出あっても回らない時が多く、おそらくセオが連れてきたのだろうということは安易に想像できた。

グランジは優しそうな微笑みを浮かべながら丁寧に接客をこなしていた。
その微笑みに、お客の女性たちやラウンジの女性スタッフが一瞬我を忘れて見とれていく。
それを見たカロンは『さすがイケメン』と思いながら、ドリンクを注文してまたテーブルに突っ伏した。

やがて店内が落ち着きを取り戻し、休憩のためにグランジが奥の部屋へと入っていった。
それを見ていたウェイトレスたちが一斉に店の隅に集まりキャッキャと語りだす。
彼女たちは皆年頃の女の子たち、おそらくイケメンのウェイターについて熱く語り合っているに違いない。
突っ伏しながら薄目で様子を眺めつつ、カロンはあくびをした。

大きく伸びをして、新たに飲み物でも注文しようとした時だ。
いつもいじっているウェイトレスが近くに寄ってきた。
店内にはほとんど客は見られなくなり、暇になったのだろう。
ちょこんとテーブルを挟んで正面に腰掛けこちらに笑顔を投げてくる。

「お疲れさん」
「どういたしましてー仕事です。でも今日はセオさんがお一人連れてきてくださって助かりました。毎週のあの時間帯すごく込むから」
「俺も暇だから言ってくれれば手伝うんだけどな」
「えー? だっていつも寝てるし、いない時だってあるじゃない」
「まぁそうなんだけどさ……」
「え、なになに? なんなの?」
「ああいう感じの男がウケがいいかねぇ……」
「なに? どういう意味?」
「いやー……。お前もああいうふうなのが好みなのかなーと思って」
「ええええー!?」

ウェイトレスが突然大きな声を上げ、一斉に視線が集まる。

「あ、ご、ごめんなさい! なんでもないです!」

真っ赤になりながら周囲に頭を下げて椅子に再び腰掛ける。

「ななな、何言ってるの?」
「ふーん、まんざらでもないようだ」
「ふ、ふざけ、ふざけないでよ!」
「いってぇえ」

ウェイトレス秘技、メニューチョップがカロンの頭上に落ちる。
カロンは頭を抑えつつウェイトレスを睨んだ。

「バカ! もう知らないんだからね!」

ツーンとした表情で席を離れるウェイトレス。
この光景を、キッチンで後片付けをしていたセオさんが『何やってるんだ……』と、あきれ顔して見ていたとか見ていなかったとか……。

END
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頂き物 | 【2013-05-21(Tue) 12:30:00】 | Trackback(-) | Comments:(0)
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